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定期勉強会Ⅲ:文献レビューをやってみよう


 



第1回

 前年の勉強会では『文献レビュー』の目的や方法についてテキストを輪読しながら学びました。そしていよいよ今年は「文献レビューをやってみよう!」というテーマで文献レビューに挑戦です。新たなメンバーも加わりスタートを切りました。

 第1回は、最初にこれまでの振り返りとして、研究とは何か、文献レビューと文献検索の違い、文献レビューのプロセス、研究テーマの構造化について概要を共有したあと、『課題設定』を行いました。『課題設定』は、文献レビューの第一ステップで、日頃の臨床で感じている疑問(クリニカルクエスチョン)を研究疑問(リサーチクエスチョン)としてPICOに当てはめて考える作業です。事前に準備していたクリニカルクエスチョンについて皆で考え構造化に取り組みました。

 柴本勇先生(聖隷クリストファー大学教授)からは、課題の焦点をより明確にし、さらに一歩踏み込んで自身の本当に知りたいことを追及できるPICOへ構造化するようご助言をいただきました。例えば、「言語機能の改善」とはどの言語機能を指すのか?喚語力なのか統語力なのか?改善とは何をもって改善とするのか?などです。これらを考えることで知りたいことが焦点化され、漠然としていた臨床上の疑問が一歩答えに近づくのだと実感しました。

 定期勉強会では、毎回たくさんの新たな気づきがあります。次回は、参加者各々のPICOを発表します。自分では考えつかない意見を聞き、また皆さんと一歩ずつ学びを進めていくのがとても楽しみです。

 現在も参加申し込みを受付中です。文献レビューや研究についてご興味をお持ちの方のご参加をお待ちしております。文献レビューって何だろう?これまで研究活動は一度もやったことがないという方も大歓迎です。参加ご希望の方は下記からお申込み下さい。

 定期勉強会は、途中の回からの参加も可能です。次回は、文献検索のステップを学んでいきます。皆で一緒に勉強してみませんか?研究活動が初めての方も大歓迎です。参加ご希望の方は下記からお申込み下さい。

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第2回

7月13日(土)に定期勉強会を開催しました。
今年度2回目ということで最初は緊張した様子でしたが、日頃の様子や臨床への関心事などをお互いに共有し、画面越しながらリラックスした雰囲気で進みました。

今回は、臨床疑問(クリティカルクエスチョン)を研究テーマへと構造化するPICOについて各自考えてきたことを報告し、文献キーワードについて発表しあいました。日頃臨床をしている環境や興味がある内容によって異なった視点や考え方に触れることができ、多くの学びがありました。

柴本勇先生(聖隷クリストファー大学教授)からは、対象者様のステージや背景、言語聴覚療法の目的がアウトカムに影響するため、文献検索をする前に参加者で共有しておくと良いとアドバイスを頂き、すり合わせを行いました。
これからは、それぞれのクエスチョンをさらにブラッシュアップさせ、文献検索へと移行していく段階です。先行研究や新しい知見について触れ、さらに知識を深めていけることがとても楽しみです。

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第3回

9月8日(日)に第3回の定期勉強会を開催しました。
約2か月ぶりにオンライン越しに顔を合わせ、最近の出来事を話すなど、和やかな雰囲気で会をスタートしました。

今回は、各々がPICOをブラッシュアップし、検索エンジンで文献を検索してみた結果から見えてきた傾向や気づきを報告しました。
実際に文献を検索してみると、ヒットする文献数が少ない、想定したアウトカムが得られないといった結果になり、再度PICOを考え直したりテーマ選定時の想いに立ち返ったりする中で、少しずつ考えを深めていく過程を経験しました。

柴本勇先生(聖隷クリストファー大学教授)からは、まずは実際に文献検索までの過程を体験したことが参加者にとって素晴らしい勉強の機会となり、普段の臨床でも役立つ経験となるだろうとお言葉をいただきました。また、第4回以降、ひとつのテーマに絞って文献検討の過程を進めるにあたって、各テーマの特徴や方向性についてご助言いただきました。

次回から実際の文献を読み込んでの検討に入ります。ここまでの過程を土台に、みなさんと1つのテーマについて議論できるのがとても楽しみです。

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第4回

11月24日(日)に今年最後の定期勉強会を開催しました。
ご参加くださっている先生方は、お忙しい臨床の中、毎回熱心に課題に取り組んで定期勉強会に臨んでくださり、スタッフ一同学ぶことが多く、大変ありがたく思っております。

これまで文献レビューのテーマを検討してまいりましたが、『失語症患者に対しCIATを行うことで何が改善するのか』に決定しました。
今回は、それぞれが文献検索をした結果について検討し、今後のキーとなる文献を選定する上での『基準』について話し合いました。

定期勉強会も残すところ数回となりましたが、これからは選定した論文を整理し、統合していく段階となります。対象は英語論文が主となりますが、グループでの作業の特権として助け合いと協力の精神で進めていきたいと思います。

柴本勇先生(聖隷クリストファー大学教授)からは、まずは参加者が一通りの作業過程をこの勉強会で経験し、次は一人でできるようになることが目標であるとお言葉をいただきました。

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第5回

 1月25日(土)に第5回定期勉強会を開催致しました。
 今年度取り組んでいる文献レビューは、『失語症患者に対しCIATを行うことで何が改善するのか』をテーマとして定め、包含/除外基準を話し合い、文献検索を進めてきました。

 今回は、参加者それぞれが文献を読んで要旨をまとめ、発表し合いました。なれない英語論文に苦戦しつつも、CIATで今わかっていることを共有することができました。自身の担当した文献以外の内容を聞くことでの気づきや、簡潔にレビューシートに記載し要約するポイントなど、グループ作業ならではの学びを得る時間となりました。

 柴本勇先生(聖隷クリストファー大学教授)からは、レビューを進めるにあたり、文献を読む中で、まずは”介入群と対照群は?どんな介入をしたのか?“、”具体的なアウトカムの記載があるか?アウトカムはどうなっているか?“という点に着目することが大切であると教わりました。また、次のステップとして、それらを整理し、今回の文献レビューに有益かそうでないか、その理由など考察を深めていくことになる、と今後の過程をご指導いただきました。

 もう一度それぞれが文献を読み、内容検討・統合の作業に入っていきます。みんなで持ち寄った情報から見えてくること、どんな着地点が見いだせるか、今後の過程もとても楽しみです。

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第6回

 4月19日(土)に第6回定期勉強会を開催しました。
 分担しあった英文を訳して要約表を記入するというのが前回の宿題でした。要約表が完成し、勉強会で今後の進め方を柴本先生からご指導いただきました。輪読で学んだことを改めて振り返り、コード化、共通点のカテゴライズ化、カテゴライズの同化、ストーリーづくりと進めていくことを確認しました。共通点や異なる点を見出し、全く違うものは要約表から削除し、情報をまとめる過程に入っていきます。
 文献レビューの醍醐味として「過去を振り返り、今を知る。今を知ることで未来が開ける」とのお言葉もいただきました。ぼんやりとではありますが、今回のテーマであるCIATの全貌が見えてきている現段階は、“今を知る”ところまで進んだのだと喜びを感じました。ここから未来につなげていければと思います。
 皆で作り上げた要約表から、どんなことが言えるか、フォーカスしてみるポイントや気が付いたことを次回、互いに発表します。いよいよゴールがみえてきました。最後まで皆で走り切りたいと思います。

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第7回

 6月15日(土)に第7回定期勉強会を開催しました。
 今回は、参加者がそれぞれでこれまで学んできたことを自分の言葉でまとめ、発表するという内容でした。考えを言語化することや、他の方の見解を聴くことでさらに理解が深まり、大変勉強になりました。
 そして、会の最後には次の目標が決まりました。

 「論文の執筆」です。

 手順や方法については、今回も柴本勇先生(聖隷クリストファー大学教授)からご指南頂きました。
 それぞれがこれまで取り組んできた内容をみんなで一つにするときがやってきました。定期勉強会の内容も佳境に入っています。
 勉強会終了後、ご参加頂いた先生から下記のようなご感想をいただきました。

 「文献レビューって何?」という初歩的なところからのスタートで、この定期勉強会に参加して3年目になります。英語論文を読むのも初めてで、正直戸惑うことや難しさもありました。しかし、勉強会に参加しているSTの方々と共に、一つのクリニカルクエスチョンを掘り下げていく中で、臨床では見えにくかった視点や、これまで曖昧だった疑問が少しずつ言語化され、整理されていく面白さを実感しています。研究活動を続けてきた先生方からの助言や、メンバーとの意見交換を通じて、研究活動が特別な人だけのものではなく、現場での課題につながる身近なものであることに気づきました。

 この活動での経験を通じて、「STとして、今自分にできることは何か?臨床と研究をどうつなげていくか?」を考える姿勢が生まれたことは、自分にとって大きな学びです。この勉強会での出会いに感謝しながら、これからも臨床の中にある問い、臨床につなげる視点を大切にしていきたいと思います。
 ご感想をお寄せいただきありがとうございました。

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