前年の勉強会では『文献レビュー』の目的や方法についてテキストを輪読しながら学びました。そしていよいよ今年は「文献レビューをやってみよう!」というテーマで文献レビューに挑戦です。新たなメンバーも加わりスタートを切りました。
第1回は、最初にこれまでの振り返りとして、研究とは何か、文献レビューと文献検索の違い、文献レビューのプロセス、研究テーマの構造化について概要を共有したあと、『課題設定』を行いました。『課題設定』は、文献レビューの第一ステップで、日頃の臨床で感じている疑問(クリニカルクエスチョン)を研究疑問(リサーチクエスチョン)としてPICOに当てはめて考える作業です。事前に準備していたクリニカルクエスチョンについて皆で考え構造化に取り組みました。
柴本勇先生(聖隷クリストファー大学教授)からは、課題の焦点をより明確にし、さらに一歩踏み込んで自身の本当に知りたいことを追及できるPICOへ構造化するようご助言をいただきました。例えば、「言語機能の改善」とはどの言語機能を指すのか?喚語力なのか統語力なのか?改善とは何をもって改善とするのか?などです。これらを考えることで知りたいことが焦点化され、漠然としていた臨床上の疑問が一歩答えに近づくのだと実感しました。
定期勉強会では、毎回たくさんの新たな気づきがあります。次回は、参加者各々のPICOを発表します。自分では考えつかない意見を聞き、また皆さんと一歩ずつ学びを進めていくのがとても楽しみです。
現在も参加申し込みを受付中です。文献レビューや研究についてご興味をお持ちの方のご参加をお待ちしております。文献レビューって何だろう?これまで研究活動は一度もやったことがないという方も大歓迎です。参加ご希望の方は下記からお申込み下さい。
定期勉強会は、途中の回からの参加も可能です。次回は、文献検索のステップを学んでいきます。皆で一緒に勉強してみませんか?研究活動が初めての方も大歓迎です。参加ご希望の方は下記からお申込み下さい。
言語聴覚療法臨床研究会 定期勉強会スタッフ一同
7月13日(土)に定期勉強会を開催しました。
今年度2回目ということで最初は緊張した様子でしたが、日頃の様子や臨床への関心事などをお互いに共有し、画面越しながらリラックスした雰囲気で進みました。
今回は、臨床疑問(クリティカルクエスチョン)を研究テーマへと構造化するPICOについて各自考えてきたことを報告し、文献キーワードについて発表しあいました。日頃臨床をしている環境や興味がある内容によって異なった視点や考え方に触れることができ、多くの学びがありました。
柴本勇先生(聖隷クリストファー大学教授)からは、対象者様のステージや背景、言語聴覚療法の目的がアウトカムに影響するため、文献検索をする前に参加者で共有しておくと良いとアドバイスを頂き、すり合わせを行いました。
これからは、それぞれのクエスチョンをさらにブラッシュアップさせ、文献検索へと移行していく段階です。先行研究や新しい知見について触れ、さらに知識を深めていけることがとても楽しみです。
現在も参加申し込みを受付中です。文献レビューや研究についてご興味をお持ちの方のご参加をお待ちしております。文献レビューって何だろう?これまで研究活動は一度もやったことがないという方も大歓迎です。参加ご希望の方は下記からお申込み下さい。
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言語聴覚療法臨床研究会 定期勉強会スタッフ一同