「嚥下障害の臨床」
市販されている評価機器から得る情報とその臨床活用
内容
下障害に関連する評価機器が多数市販されています。これらの機器はそれぞれ明確な意図をもって開発されており、臨床家が機器を導入する際は、その機能を深く理解し、高い汎用性を発揮させ、確かな効果を上げることが求められます。特に施設で導入する際には、導入後の臨床力の向上が期待されます。そのためには、単なる機器の操作方法だけでなく、対象者の選定や臨床的な視点を含めた活用方法を理解することが不可欠です。さらに、正確な情報を得るための実施技能の習得も重要となります。摂食嚥下リハビリテーションでは、これまでたくさんの評価方法が考案・実践され、多くの恩恵をもたらしました。しかし、その多くは行動レベルの評価が中心であり、量的評価や嚥下に関連する諸機能の評価は複数の機器を同期させる必要がありました。近年開発されている機器は、量的評価ができ、嚥下時の他機能を可視化できます。これは、臨床経験や基礎知識の有無にかかわらず、機能的・定量的評価が行えるようになったことを意味します。この特長を臨床で有効に活用できるよう、機器の特徴や活用について検討したいと思います。本セミナーでは、嚥下運動モニタ「B4S™」、嚥下呼吸モニターシステム「iSwallow monitor」、超音波装置、表面筋電バイオフィードバック「PAL METER」、口腔内細菌カウンタを取り上げ、その情報を摂食嚥下リハビリテーションでどのように活用し、嚥下障害の方々の機能向上や安全な経口摂取の確保につなげられるかを考えます。当日は、一部機器について実際の方法を供覧すると同時に、使い方の技能やコツ、臨床や研究での具体的な活用方法について、参加者の皆さまと共に確認し、検討を深めたいと思います。各機器に規定された方法や分析を遵守することは前提ですが、真に重要なのは、臨床視点で各機器を活用し、その情報を対象者に還元することです。実施者と対象者が共に有益となるよう臨床と機器の相互作用を追求することで、臨床水準や対応効果の向上が期待されます。当日は、参加者の皆さまとの相互学習にも挑戦したいと思います。参加者の皆さまのリクエストを受け付けて、観察してみたいことをご覧いただける工夫をします。自らの臨床疑問を解決するアクティブな学びを通して臨床力を高められるよう、受講者中心の技術セミナーにしたいと考えています。ぜひご参加ください。
講師 柴本 勇 先生(聖隷クリストファー大学)
2025年10月26日(日)第17回言語聴覚療法技術セミナー開催報告
「嚥下障害の臨床」市販されている評価機器から得る情報とその臨床活用
第17回技術セミナーをZoomによるオンライン形式で開催いたしました。今回も全国から沢山の先生方にお申込みいただきました。ご参加いただきました皆さまには心より感謝申し上げます。 今回のセミナーは 「嚥下障害の臨床」市販されている評価機器から得る情報とその臨床活用というテーマで、柴本勇先生(聖隷クリストファー大学教授)にご講義いただきました。 本セミナーでは、嚥下運動モニタ「B4S™」、嚥下呼吸モニターシステム「iSwallow monitor」、超音波装置、表面筋電バイオフィードバック「PAL METER」、口腔内細菌カウンタを取り上げていただき、その情報を臨床的な視点で摂食嚥下リハビリテーションにどのように活用し、嚥下障害の方々の機能向上や安全な経口摂取の確保につなげられるかを解説いただきました。初めて目にする機器も多く、スタッフとして技術セミナーに参加しながら先生の話に聞き入ってしまいました。食物の硬さにより咀嚼時の呼吸のパターンが異なる点など、機器を用いて具体的に説明いただきとても興味深い内容でした。 セミナーの録画映像は、会員特典として今年度末まで無料で何度でもご覧いただくことが出来ます。参加できなかった方、復習したい方は 会員専用ページ からお申込みください。
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