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第6回 言語聴覚療法技術セミナー

2021年11月28日(日)第6回言語聴覚療法技術セミナー開催報告
「言語聴覚療法での運動負荷の考え方-発声発語訓練・摂食嚥下訓練を中心に-」

 第6回技術セミナーをZoomによるオンライン形式で開催いたしました。今回も全国から200名近くの先生方にご参加いただきました。ご参加いただきました皆様には心より感謝申し上げます。
 今回のセミナーは「言語聴覚療法での運動負荷の考え方-発声発語訓練・摂食嚥下訓練を中心に-」というテーマで、前回に引き続き柴本勇先生(聖隷クリストファー大学教授)にご講義いただきました。言語聴覚療法で扱う各器官の運動について、どのように負荷をかけるのか、また、どの程度負荷をかけるのかなど、症例の状況に応じた考え方について実技を交えながら丁寧にご教授いただきました。
 終了後のアンケートで、運動負荷に関する臨床上の疑問や困っている点について伺ったところ、多くの先生方がとても悩みながら臨床されていることが分かりました。アンケートでいただいたご要望やご意見も含め、今後も臨床に役立つ活動を行って参りたいと思います。


受講された先生から ご感想

第6回言語聴覚療法技術セミナーを受講して

横浜南共済病院 
森 麻美子 先生 

 2021年11月28日に開催されました聖隷クリストファー大学の柴本勇先生による「言語聴覚療法での運動負荷の考え方―発声発語訓練・摂食嚥下訓練を中心に-」の講義を受講させていただきました。
 前半は、運動や筋繊維に関する基礎的知識を発声発語・嚥下器官に絡めて説明いただき、目的に応じて運動様式や負荷量の調整を行う必要性が理解できました。運動評価や手順を丁寧に実演いただき、臨床での工夫点が散りばめられ、参考になる点が非常に多くありました。後半は抵抗運動の負荷量の考え方や実践、筋電バイオフィードバックや手作りの装置を用いて評価の可視化方法について、実践を交えて教えていただきました。口腔顔面、頸部の筋は微細であり、段階的に負荷をかける方法や評価の可視化が難しいと感じておりましたので、実演いただき大変わかりやすく、臨床に生かせる内容が多いと感じております。評価の際には個体内・固体間比較で方法を変更されており、柴本先生が、身近にある物品を使ってさまざまな訓練道具や評価を実施されている姿を拝見し、そのアイディアに脱帽しました。
 患者さんの立場に立ち、詳細な評価を行い、訓練を楽しく、そして、しっかり効果を引き出すために、様々な工夫をされているお話を伺い、非常に刺激を受けました。参加されている先生方が非常に多く、患者さんを良くしたいという熱意ある方々と一緒に学べた事も大変貴重な機会でした。今後とも自己研鑽に努めていきたいと思います。このような機会を与えてくださった言語聴覚療法臨床研究会の先生方にも深く感謝いたします。

研修会開催報告

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